初心者におすすめのゴルフ練習方法とは？

グリップの握り方やアドレスなど基本をしっかりと

グリップの握り方や、アドレスなどの基本をしっかりとする

フォームの確認

　ゴルフを始めたばかりの人にとって、「とにかく早くグリーンに出たい」「もっとうまく打てるようになりたい」と思うのは当たり前のこと。しかしゴルフをはじめ、どんなスポーツにも基本のフォームや動作があり、上達するにはその基本をしっかりとマスターする必要があります。
　その前にまずは打ちっ放しでゴルフ練習場で好きなだけ打ってみましょう。できればゴルフのうまい友人や仲間と一緒に行き、自分のスイングを見てもらってどこが悪いのかを指摘してもらいます。自分のフォームを客観的に見ることが第一歩です。

グリップの握り方

　はじめはグリップの握り方を練習します。一番基本的な動作であり、ボールを正しく真っ直ぐに跳ばす上で重要なポイントです。クラブをまっすぐにして、右手はそのままで左手のグローブを上から握るようにしてグリップを握ります。左手の人差し指と中指のナックルがのぞき込まなくても見える形になっているか確認して、右手を横から握るように持ちます。

クラブの構え方

　次にゴルフクラブの構え方の練習です。まずは肩幅程度に足を開き、体に対して垂直前方の延長線上にボールを置いて足の位置を決めます。次に目標を意識して体を垂直に固定させます。そのまま少しお尻を出すような姿勢にすれば、正しい腰の姿勢が保てます。

正しい体重移動やパターの基本姿勢も練習

スイングの基本

　正しい姿勢ができたら、いよいよスイングに入ります。ボールは力任せに打つのではなく、腕とクラブを同調させることが大切です。具体的には「腕の三角形を保つ」こと。テイクバック、ダウンスイング、インパクト、フォロースルーの一連の流れの中で常に腕の三角形を保つようにしておきます。ぬいぐるみやボールなどを腕に挟んで三角形を作り、それが落ちないようにスイングをするという練習が効果的です。
　またスイングで重要なもうひとつのポイントは正しい体重移動。アドレスからテイクバックにかけては右足に体重をのせ、ボールを打つ瞬間からクラブを振り抜くフォロースルーにかけては左足に体重をのせ、フィニッシュまで体重をかけていきましょう。何度も素振りを行いながら、体重移動のイメージをつかみ、ゆっくりと練習をすることがポイントです。

パッティングの基本

　簡単そうに見えて実は意外と難しいパター。握り方はグリップの端をこぶし1個分以上空ける形で右手１本で握ります。左手の人差し指を伸ばしたまま、右手よりもグリップの端に近い方を握ります。最後に左手の人差し指を右手の小指の上にのせれば、正しくパターが握れたことになります。
　ボールとの距離感は、下を向いた時の左手の真下にボールが来るように立つことがポイント。腕を動かして打つというよりは、肩で打つイメージをすることが重要です。距離はバックスイングの振り幅で合わせますが、打った後のフォロースルーの振り幅もバックスイングの振り幅と同じになるようにすることが大切です。