第一の違いは賞金、アマチュアは賞金獲得はNG

お金のイメージ

プロとアマチュアの違いについてご紹介します

 男女ともに人気のプロゴルフ。国内外で多彩な大会が行われ、多額の賞金をもらえる大会もあります。ではプロとアマチュアの違いはどんなところにあるのでしょうか。

アマチュアは報酬を受け取らない

 アマチュアゴルファーとは、ゴルフを報酬や営利を目的をしないスポーツとしてプレーをする人のこと。ゴルフ技術の指導や、ゴルフの手腕、名声があるためにしたことに対しての報酬を受け取らないひとのことをいいます。またアマチュア資格を必要とする参加競技もあります。オープン競技やプロの競技でもアマチュアの参加を求める場合は同様に資格を持っている人に限られる場合が多いです。
 ちなみに、手腕や名声のあるアマチュアとは日本ゴルフ協会主催選手権の決勝競技参加者、日本パブリックアマチュアゴルフ選手権の決勝競技参加者のことをいいます。

アマチュアもプロの試合に出られる

 アマチュアゴルファーは賞金の出るプロの大会に参加できますが、参加申し込み時点で賞金を受け取らないという誓約をしなくてはいけません。それをしないと、アマチュア資格を失ってしまいます。さらにアマチュアはプロの試合に出ることはできますが、参加資格がアマチュアのみの試合に出られるくらいです。

日本アマチュアゴルフランキング

 アマチュアゴルファーのランクを決める、日本アマチュアゴルフランキングは世界アマチュアランキングを参考にJGAが創設したランキング制度。JGA主催競技や国内ゴルフ関連団体主催競技及び国際競技などのランキング対象競技に出場したアマチュア競技者の成績をポイント換算し、直近1年間の獲得ポイント総計によって決定しています。

プレースタイルでもスイングに決定的な違い

アマチュアからプロになるには

 アマチュアゴルファーは、プロテストに合格したら日本プロゴルフ協会の会員になれます。プロテストは年に1回実施。第1段階がプレ予選、第2段階が第一次プロテスト、第3段階が第二次プロテスト、第4段階が最終プロテストとなります。最終プロテストを終了し、上位50位タイまでの人が合格となります。受験資格は16歳以上です。

最下点の違い

 プレースタイルでプロとアマでよく決定的に違うといわれるのは、スイングです。アイアンの場合だと、プロとアマの違いは「最下点」だといわれています。アマチュアのゴルフスイングの最下点がボールの2〜3cm手前となり、ボールを上から叩きつけるような格好になってしまいます。この打ち方だとダブりが多くなる、または救い上げてしまうようになってしまうのです。プロの中でもレベルが高くなればなるほど、最下点がボールに近くなってくるといわれます。

体重配分の違い

 またプロはバックスイングのトップでほとんどの体重を右足に移していますが、アマチュアの多くの人は両足に体重をかけています。さらにインパクトではプロの場合、左足に自分の重さ以上の重量がかかっているのに対して、アマチュアは不足している人が多いようです。要するにアマチュアはアドレス時に両足にかける体重配分をほとんど変えないままスイングしてしまう人が多く、プロに比べて飛距離が出ないようです。アマチュアからプロになるのは、あらゆる意味で高い壁があるといえます。